【2次創作】L社支部の50日+αの管理
作者: レア・ヨメ
紹介文
L社支部に配属された新人職員アミニ。
彼女はある特殊な力を持っており、その力を使い50日間の業務を完了させて行く。
そんな様子を職員視線から見た小説です。
これは、lobotomy corporationの2次創作です。
※アブノーマリティの解説が有りますが、滅茶苦茶作者個人の感想が入っております。
第5話 入社4日目〜墓穴の桜と管理人の戯言〜
【血を得れば得るほど、その妖艶さは色を濃くします。】
狭いな、この場所、身動きも取れないし。
それに、、、何か、、、体が溶けてる、、、気が、、、する。
「はっ!」
「はあ、また死ぬ夢を見たか、、、」
「ということは、、、」
このタブレットで記憶を更新しないといけないのか。
あれ100%頭痛するから嫌なんだよなぁ。
「はあ、やるか」
うあぁ、すっごい頭痛い、、、
もう休みたい、今日の業務。
「今日新しく管理するのは墓穴の桜か」
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恒例のやつ
《墓穴の桜》
クラス:TETH
危険度:☆☆
便利度:☆
害悪度:☆☆☆☆
管理人からの印象:火炎放射器持って来い、こいつ燃やすから・焼却作業を追加してくれ・消えろ!このゴミカスが!
脱走:無し
装備名:桜
作業ダメージ:WHITE
即死、魅了、放置不可、3連クソのガチクソ野郎。
一応良いところもあるがプラマイマイナス過ぎる。
このゲーム、植物系はもれなくクソ。
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「うわ、前の私、喰われて埋められて溶かされて吸収されてるじゃん、かわいそー」
前回の私を参考に今回は死なない様に立ち回ろっと。
生き返れるとは言えあまり死にたく無いからね。
「マルクト様、1回目ぶりですね」
「うん!次は死なない様に頑張ろうね!」
この会話終わってるな。
でも死ぬことが普通になってるんだよな。
「おはよう!マルクト様、アミニさん」
「ミグリオさん、おはようございます」
「「おはようございます、マルクト様、アミニ様、ミグリオ様」」
「おはよう、メフィスさん、フェレスさん」
やっぱり記憶があるのは私とマルクト様だけか。
なんか変な感じがするな。
あ、管理人様とアンジェラ様もか。
「じゃあ今日も管理業務を頑張ろう!」
「おう!」
「「はい」」
「わかりました」
前死んだ原因はなんだっけ。
たしか、溶かされてた気がするな。
「今日新しく管理するのは墓穴の桜だよ」
「桜、か、、、」
「桜だって、フェレス」
「うん、綺麗なのかな?メフィス」
「綺麗なんじゃない?フェレス」
私は知ってたからなんの感想も出てこないな。
なんも言わないと怪しいか?
「ん?どうした、アミニさん」
「ああ、すみません、少し考え事を」
「じゃあいつも通り、新しい子はアミニちゃんが作業することになるね」
まあそうだろうな。
この中じゃあ私が一番ステータス高いからな。
それに以前の記憶があるし。
「では行ってきます」
「頑張れよ」
「はい」
今度は喰われて溶かされないようにしないとな。
死ぬのはもう勘弁だからな。
「1回目ぶりだな、墓穴の桜」
こいつは作業結果が良いと桜が咲いて4回ぐらいすると即死するんだよな。
「じゃあ3回くらいで作業をやめるか」
「ということで3回やったら作業を完全にやめます、良いですか?管理人様」
『オッケー、わかった〜』
やっぱこの軽い感じの管理人様苦手だな。
まあそうは言ってられないよな。
「作業は簡単で良いんだけどな」
よし、作業終了!
はあ、、、無駄にテンションを上げたら疲れた。
35時間後
『みんなー、今日の作業は終了だよー』
「よーし、終わり終わり」
「終わったか」
「帰ろうか、メフィス」
「そうだね、フェレス」
今日は無事に終了したか。
明日もこうだと良いな。
管理人室の一角
「アンジェラちゃん〜、やっと終わったよ〜」
「またちゃん呼びに変わってる、、、」
「はあ、あとそれは職員の台詞です」
「もうじゃんじゃん人雇ってじゃんじゃん殺してエネルギー稼いだ方が直ぐに終わるんじゃ無いのぉ?」
「そんな事したらストライキが起きます」
「だよね〜」
「分かっているなら言わないで下さい」
「ええ〜、それでも言う!」
「はあ、、、誰かに代わって欲しい(ボソ」