【2次創作】L社支部の50日+αの管理
作者: レア・ヨメ
紹介文
L社支部に配属された新人職員アミニ。
彼女はある特殊な力を持っており、その力を使い50日間の業務を完了させて行く。
そんな様子を職員視線から見た小説です。
これは、lobotomy corporationの2次創作です。
※アブノーマリティの解説が有りますが、滅茶苦茶作者個人の感想が入っております。
第6話 入社5日目〜フルメンバーと熱望する心臓〜
【過度な熱望は誤った興奮をもたらしました。】
「今日はまた新しい職員が入って来るよ」
「お、新人か」
「新しい人か、仲良くなれるかな?フェレス」
「どうだろう?メフィス」
「じゃあ入って来て〜」
新しい職員か、これで4人目だな。
変な人じゃ無いと良いが。
「へえ、思ったより普通の人だな」
これなら業務が上手く行きそう。
「新しき職場の殿ばら、我はグロアと申す」
「これより宜しく願ひたてまつる」
訂正する、やっぱり変な人だった。
言葉が古いし難しいな。
「グロアさん、これからよろしくね〜」
「「よろしく、グロアさん」」
「あやしきけはひ醸しいだせる双子かな」
「何言っているのかな?メフィス」
「わからないね、フェレス」
多分、今、この二人不思議な子だなぁ、って言ったのかな?
わかりにくいな。
「今日管理するのは熱望する心臓だよ」
「ほう、心臓」
「心臓、さる物も物の怪になるや、あやしな」
「心臓だって、メフィス」
「どんな見た目なんだろう、フェレス」
心臓か、誰のだろう?
やっぱり特別な人のなのかな。
「今回はツール型って言って、道具として使う物なんだよ」
「つまり?」
「アミニちゃん、使って来て」
「わかりました」
もうこの扱いに慣れたな。
まあ死んでも記憶あるからな。
「さて、こいつが心臓か」
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いーつーもーのー
《熱望する心臓》
クラス:TETH
危険度:☆
便利度:☆☆☆☆☆
管理人からの印象:神・便利すぎる・死なないだけで神
ツール型は武器がない。
それはそうとして、無条件で攻撃力、攻撃速度アップは最強。
一応死ぬけどそんなこと気にならない。
冗談抜きでで一番有能まである。
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「これを付ければ良いのか?」
心臓をもう一個どうやって付けるんだ?
勝手に付いてくれ。
「うわっ、、、体の中に入って行ったけど」
「特に何も、、、」
なんだこれ、付けても特に何も無いけど。
いや、なんか体温高くなってきたし、心音が凄い大きくなってるな。
もしかしてこれが効果?
「付けた瞬間死ぬわけでも無いし、、、」
「え、死なないと逆に怖いな」
40時間後
『みんな〜作業終了だよー』
「結局死ななかったな」
「うむ、死なずべからむ」
「死なない方が良いってこと?」
「うむ」
それはそうか、死ななかったことを喜ぶべきか。
まあ死んでも蘇るけど。
『そうだ、アミニちゃん、管理人さんが呼んでたよ』
「すまない、行ってくる」
「分かれる、こころばめ」
管理人室
「お、アミニさん、久しぶり〜」
「久しぶりですね、管理人様」
「まあさっさと本題に入ろうか」
「ざっくり言うと明日から新しい部門が出来るからそこに異動して欲しいんだよね」
「異動、ですか」
「ああ、因みにちゃんとチーム全員で異動だよ」
「ええ、まあ良いですけど」
「じゃあ伝えること伝えたし帰って良いよ〜」
「というか早く仕事終わりたいから帰って〜」
異動か、、、ってことは新しいセフィラ様が来るのか。
どんな機械(人)なんだろう。
話が通じる人だと良いが。
「新しいセフィラ様ってどういう人なんですか?」
「ええーとねえ、毒蛇って言われてる奴だな」
「ちょっと気難しいが良いやつではあるぞ」
「そうですか」
真面目な人なら良いや。
そういえば新しい部門ってどこに出来るんだ?
まあ全部明日になれば分かるだろう。
管理人様の仕事を増やさないために早く帰ろっと。