ReNovel
さぁ、貴方も内なる中二病を解放しましょう

【2次創作】L社支部の50日+αの管理

作者: レア・ヨメ

紹介文

L社支部に配属された新人職員アミニ。
彼女はある特殊な力を持っており、その力を使い50日間の業務を完了させて行く。
そんな様子を職員視線から見た小説です。
これは、lobotomy corporationの2次創作です。
※アブノーマリティの解説が有りますが、滅茶苦茶作者個人の感想が入っております。

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第3話 入社2日目〜管理人Xと完全記憶保持能力〜

なんでこんな化け物に食われてるんだ。
ああ、抵抗もできない。

「はっ!」
「ああ、、、悪い夢か、、、」

2日目、今日は晴天、ただ今日の占いは最下位だった。
今日は悪いことが起こるかもしれない。
あと、変な夢も見た。

「今日の朝の日記はこんなものかな」
「さっ、ハムハムパンパンでサンドイッチ買って食いながらL社に行こう」
「はあ、今日はどんな怪物を管理するのか、、、」

スペシャルサンドイッチ買いに行かないと。

「ありがとうございましたー」

やっぱり有ったスペシャルサンドイッチ。
これいつも売り切れてるけど今日は残ってて良かった。

「今日管理するのは妖精かな」

昨日はあれだったからよかったが、これからは人間に敵対的な妖精の祭典みたいなのが出てくるかもしれない。
気を引き締めていかないと。

「あ、アミニちゃんおはよう、今日は、、、」
「スーツの更新ですよね」
「え、、、うん、そう、だよ、、、」

あれ?なんで私スーツの更新があるって知ってるんだ?
夢で見た、、、あれは本当に夢なのか?

「やはり、この服も見たことがあるな、、、」
「この記憶はなんなんだ?」
「アミニちゃーん、管理人さんが呼んでるよー」
「管理人様が?」

やっぱりこの記憶と何か関係があるのか?
管理人様に聞くしか無いな。

「コントロールチーム職員アミニ、入ります」
「ああ、そこに掛けといて」
「アンジェラさん、説明よろしく」

顔にXって描いた紙を貼っているこの人が管理人Xかな。
なんで顔に紙貼っているんだ?

「わかりました」
「貴女は巻き戻したはずの1回目の2日目の記憶があるのですね?」
「はい、何故かあります」
「なるほど、管理人様、彼女は完全記憶保持能力を所持しております」
「完全記憶保持能力?」
「やっぱりか」
「アミニさん、完全記憶保持能力とは、記憶処理をされて記憶を消されても、それを完全に覚える事が出来る様になる能力の事です」
「それで記憶があるのか、、、」

完全記憶保持能力、、、そんな特殊能力を私が持っていたなんて。

「管理人様、彼女が特異点を知ってしまった場合には記憶を消せないなどマイナス点があります、どう致しますか?」
「雇い続けるよ」
「一応聞きます、何故ですか」
「この会社の業務的に記憶があった方がやり易いだろうからね」
「そうですか」
「あのー、アンジェラ様、私実は完全に思い出している訳では無いのですが」
「ええ、マルクトに話を聞いた時にその可能性も考えております」
「ということで、これを」
「これは、、、見た目は普通のタブレット端末ですね、、、」
「開いてみて下さい」

開くとなんかあるのか?
まあ上司命令だから開くけど。

「じゃあ開きます」
「マルクト、担架を用意しておいて」
『はい!アンジェラ様』
「え?」

うっ、、、ぐっ、、、頭の中に今までの記憶が、、、
やばい、、、意識が、、、飛ぶ、、、

「はっ、、、ここは?」
「あ、起きた?アミニちゃん」
「マルクト様」
「ああ、ここは医務室だよ」
「医務室、、、なぜ?」
「あの記憶管理用タブレットを開いた瞬間倒れたんだよ」
「それで私が運んだの」
「ありがとうございます」

それでずっと頭が痛いのか。
記憶も混濁しているし。

「作業できる職員がいないから、今日の業務は休止になったよ」
「そう、ですか」

私以外管理業務の出来る職員がいないって会社としてどうなんだ。
まあ、翼の職員になれる人なんてそこらへ辺に転がってるわけじゃ無いからな。

「取り敢えず今日1日は休んどいてって管理人さんが言ってたよ」

じゃあお言葉に甘えて今日は休もう。
頭痛と吐き気がすごいからな。

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